星に願う

「俺?平気に決まってんだろ?」


ケロッと言う大我だけど、疑いの眼差しを送ると


「ほら、これ。」


出したのは成績表で
見たら、目が飛び出そうだった。

だって!
体育も含めて、8より下が見当たらないんだもん!


「あー沙亜羅ちゃん知らないもんねー。」


七海緒が笑いながら、言って来た。
若干嫌みっぽい…。


「大我もだけど、幹部全員頭良いんだよ?」


ほら…。
ちょっと嫌みっぽい。

でも、そんな時助けてくれるのは


「…でも、七海緒は…学年順位、10位に入った事ないだろ?
…沙亜羅は、1位だったことがある。」


蓮祐だ。
的確な事を言われて、からかいモードの七海緒は消えて

「舞邪〜!」


と、甘えモードになった。