「えーとね、箕ノ口さんには、約1ヶ月半入院してもらいます。
適応してるって言っても、後から拒絶反応を起こすかもしれないし、あなたはその確率が他の人より高いから。良い?」


「はい。」


「はい。伝えるのは、これくらいかな?あとは、何か質問ある?」


「無いです。あの、佐上おじいちゃんにありがとうって伝えてください。」


「分かりました。ゆっくり休んでね?」


看護師さんが出てって、思わず気が緩んで

涙が溢れた。

良かっ。良かった。
まだ、生きて居られる。
大我達と離れない。
それが嬉しくて涙が溢れた……。