そこからはもう、どんちゃん騒ぎ。

ケーキ投げたり、歌ったり、腕相撲したり。

お開きになったのは、御来光を皆で見てから。


―家―


自分の部屋でまったりしてたら

"コンコン"

ドアをノックされて、返事をしてないのに、扉が開かれた。

こんな事するのは1人しか居ない。大我だ。


「どうしたの?」


カーペットに座ってた私の横に座った、大我を見ると今まで見た事がない笑顔で

「ドナー。見つかったって。手術出来るって。」


………言葉なんて出るもんじゃない。
驚きと嬉しさが交互する。
皆に打ち明けてから、こんなに早くにドナーが見つかるものかと。