『ナコが川崎さんを追い回してたときと 状況がなにも変わってない気がする』 さっきかずちゃんに言われたことが頭の中をぐるぐるまわってて、 昼からの授業なんて全く集中できるわけもなく、 得意な英語でさえ、頭に入ってこなかった。 「ナコ、大丈夫?」 そして気づけば、帰りのSHRも終わって放課後になってて 目の前には、カバンを持ったかずちゃんがたっていました。