キャバには、本当の事は言えず、"友達の家に泊まります"と、嘘のメールを送ってしまった。
(あっ、やばい。電池少ない)
充電器は…もってきていない。
キャバからの了解メールを確認して、電源をきった。
次の日。
緊張であまり眠れなかった。
不安を抱えながら、イモ子は二人のアパートへ向かった。
確率は、正直言って低い。
それでも、行くしかなかった。
アパートが見えてきた。
二人の姿は、ない。
(もう、仕事かな……)
迷わず、集合ポストに向かった。
201号室。
「……あれでよかった?」
雨は空を抱き上げて冬美を見つめた。
「うん、正直……せっかく東京から来てもらって悪いな、てゆう気持ちあるけど」
雨は窓を開けて、ベランダに出た。
「……ねぇ、雨」
「ん?」
「私さ、友達は多いほど楽しいって思ってたけど……そんな事ないんだね。私、いますごい幸せだもん」
「…………………」
冬美は空に微笑んだ。
「私には、二人も大切な仲間がいるもん」
「…………………」
雨は冬美の肩に手を置いて、少し笑った。
「…………うん」
冬美は、雨の肩に頭を寄せた。
「……ありがとう」
「え?」
いきなりお礼を言われ、雨はきょとんとした。
「……一緒になってくれて」
(あっ、やばい。電池少ない)
充電器は…もってきていない。
キャバからの了解メールを確認して、電源をきった。
次の日。
緊張であまり眠れなかった。
不安を抱えながら、イモ子は二人のアパートへ向かった。
確率は、正直言って低い。
それでも、行くしかなかった。
アパートが見えてきた。
二人の姿は、ない。
(もう、仕事かな……)
迷わず、集合ポストに向かった。
201号室。
「……あれでよかった?」
雨は空を抱き上げて冬美を見つめた。
「うん、正直……せっかく東京から来てもらって悪いな、てゆう気持ちあるけど」
雨は窓を開けて、ベランダに出た。
「……ねぇ、雨」
「ん?」
「私さ、友達は多いほど楽しいって思ってたけど……そんな事ないんだね。私、いますごい幸せだもん」
「…………………」
冬美は空に微笑んだ。
「私には、二人も大切な仲間がいるもん」
「…………………」
雨は冬美の肩に手を置いて、少し笑った。
「…………うん」
冬美は、雨の肩に頭を寄せた。
「……ありがとう」
「え?」
いきなりお礼を言われ、雨はきょとんとした。
「……一緒になってくれて」


