もう。 ちゃんと志麻くんに言おう! 好きな人作る気ありませんって。 好きなんていわないでって。 志麻くんに! よしっ。 「おい」 あ、靴箱の前で独り言口に出してた。 てか、この声は…。 私は振り向く。 「し、志麻くん…」 「俺の名前聞こえたけど?」 う、近い。 顔が迫ってくる。