「今まで、騙してたの…?ミルちゃん…」
声が震える。
怖さと悔しさと、色々と混ざった感情が顕になる。
「今まで?笑わせないでよね。
僕たちはそんなに長く居た?
それに、騙すも何も僕を疑わなかったのは君だろ?
騙される方が悪いんだよっ。」
私も本当は分かってた。
ミルちゃんに何かあることを。
ただ、それを信じてしまったら もう二度と戻れないような気がして。
…自分を信じていればよかった。
「…ミルちゃんの目的は何、なの」
「ちゃんとか付けないでくれる?
気持ち悪い、吐き気がするよ。
僕の目的?そんなの、君を消し去る事に決まってるでしょ?」
ニヤリと、あの時のように笑うミルに背筋に悪寒が駆け巡る。

