魔界姫志ーまかいきしー



右か左か。
二分の一。

両方危ないかもしれないし両方危なくないかもしれないし、どちらかが危ないかもしれない。

どの道を選べばいい?

「手分けして、とは行かなさそうだな。
どっちを選ぶ?どちらにせよ、ココからは

さっきよりも気引き締めていくぞ」

「「「「うん」」」」

シキの言う通りだ。
誰がどの道を選んでも結果は同じ。


…それなのに。
私の胸騒ぎは一向に収まらない。

一度深呼吸をして瞳を瞑る。

そして再び瞳を開くとほんの一瞬だけ"未来(さき)が見えた"気がした。

「……!!」

まるで千里眼のよう。
ビックリしすぎて声すらも出ない。