この中心部で"何か"が起こるのも分かっているはずなのに。
「ユイさん?」
ルイが心配したように私の顔を覗き込んで名前を呼ぶ。
「…あ…」
「大丈夫ですか?
顔色が優れないようですが」
そこまで言われて初めて気付いた。
私ってば、何を考えてたんだろう。
今さっきルイが一人で抱え込まないように私を励ましてくれたじゃないか。
でも、言ったところでタダの夢だし…黙っておいた方がいい、のかな?
「…ご、ごめん、大丈夫」
「そうですか。それなら良いですが」
それだけ言って中心部で立ち止まるルイとシキとユエ。
先程までは一本道を通ってきただけなのに中心部まで来ると
やたら大きな空間に出る。
そして、目の前には二つの道。
こんな所で分かれ道…。

