「おはようユイちゃん。よく眠れたかい?」
まるでお父さんみたいなユエさんに思わず私は「はい!!とても」と呟いていた。
「それなら良かったよ。
もう少しで出来るから座って待っていてもらえるかな?」
何が出てくるんだろう…。
私はワクワクしながらもルイさんの隣の席へと腰を下ろす。
シキくんは私の正面へ腰を下ろした。
ルイさんは優雅に紅茶を啜ってシキくんは眠そうな顔で珈琲を啜っている。
似合いすぎてびっくり…。
私は無難に水を飲んでるわけなんだけど…地位の違いと言うか、居る世界を間違えたような感覚。
「はい、お待たせ」
その掛け声と共に私の前へ料理が並べられた。

