魔界姫志ーまかいきしー


「は?おい、ルイ…てめぇは何言ってやがるんだ」

物凄い不機嫌な表情をして言うシキくんと、まるでそれを気にせず優しく微笑んでいるルイさん。

この二人が何で一緒に居るんだろう、と不思議でしかない。

「そうだな、確かに女の子を一人この辺りに残すのは良くないよ。

それはシキ、お前が良く知っているだろう?」

ユエさんがそう言うとシキくんは「…チッ」と舌打ちをしてその場を去った。

部屋から出ていくとき私に背を向けて「こんなガキのお守りなんて嫌だぜ」と小さく聞こえてきたけど

私が同行することは許してくれたような気がした。

そうであればいいのにな、と言う私の願望でもあったけど…。