「あの…ロイは?」 「ああ、ロイくんなら君のすぐ下で眠っているよ。 きっと疲れたんだろうね」 ベッドを下を覗くとロイが丸まって眠っていた。 …こう見ると子猫の姿のロイも悪くないなぁ。 でも、無事で良かった。 「そうだ、ルイとシキを呼んでくるよ」 ニコッと笑って部屋を出て行くユエさんの後ろ姿を見つめ私はホッと一息ついた。 …下手をすれば私はシキくんに殺されかねない。 あの人は私なんて直ぐに殺せちゃうもん。