私を真剣に見つめるオリ。 その眼差しはどこか不安そうで、でも小さく微笑んで言葉を続ける。 「アタシには何も出来ないかもしれないけれど、貴方達に力を貸すことは出来るんだから頼りなさいな」 そう言って私の頭を数回撫でてベッドへと横になり手招きする。 「今日はもう寝ましょう? また明日から頑張れば良いのよ」 その言葉を最後に疲れていたのか私は直ぐに夢の世界へと誘われた。 久しぶりに何の夢も見ずに安眠できたと思う。 魘されることも、悪夢や予知夢を見る事もなく 熟睡したんだろう。