「眩い光の防壁よ、其は確固たる力。
幾なる障害から我等を護りたまえ
シャイン ウォール !!」
ルイの防御魔法で私達は暖かな光の壁に護られる。
それは私の呼び出したフェニックスさえも護る程の威力だった。
「皆、乗って!!」
私の声で皆がフェニックスの背に飛び乗る。
「お願い、ここから出たいの…出れる?」
喋るわけでもない彼に語りかける私に杖は呆れたような溜息を一つ零していた。
その質問に応えるかのようにフェニックスは「ピィッッ!!」と短く鳴けば両羽根を大きく揺らし
崩れ落ちた一角を目指して飛び上がる。
そこからは空が繋がっているのか淡く光が漏れていた。
そうか、このままあそこまで飛んで抜ければ出られるかもしれない…。
大きな岩の破片を交わしながらフェニックスは飛び続ける。
私達がその洞窟から抜け出した瞬間に豪快な音を立てて洞窟全てが崩れた。
それを合図に私達を守っていた防壁も消え去る。

