そんな時、とても綺麗な鳥の鳴き声が聞こえてきた。
まさか。
『…まさか主よ…彼を呼び出したのか』
さすがの杖もビックリしている。
呪文を唱えた私ですら混乱状態。
勿論、彼ら三人も目を丸くさせて私を見ている。
でも、今は説明なんてしてられない。
彼が来てくれているなら、助かるかもしれない。
「ルイ!!貴方の最大の防御で私達を守って欲しいの。出来るわよね!?」
急げ、急げ急げ。
もう直ぐでこの洞窟は全壊する!!
私の頭の中は既にパンパンで何をどうしてるかなんて自分でも分かっていない。
「…分かりました、やりましょう」
「私に力を貸してくれるなら…貴方の飛来が必要なの。
お願い…私達を助けて!!フェニーーックス!!」
泣き叫ぶように彼の名前を呼ぶ。
すると、私の目の前に紅く、まるで黄金に輝く大きな鳥が姿を現せた。
「ピュー…ッ!!」と、綺麗な歌声のような鳴き声を出せば彼は私達のいる地面へと足を着かせ
乗って、と言わんばかりに見つめてくる。
その目はとても真剣で丸で鋭いナイフの先端を向けられたような眼差しだった。

