俺達が魔物を蹴散らしながらもユイを探していたのは本当だが…全く見つからなかった。
突然地響きがしたと思ったら目の前は炎の海。
俺もルイも、勿論ユエも吃驚したと思う。
この炎の海の中に、あの女が巻き込まれてたら?
生きてる事が凄いだろうな。
俺達も慌てて駆けつけたが、その時にはミルの姿がなく、あの女が焼け焦げた森を見つめ
静かに涙を流していた。
無事だった事を確認するために話しかければ このザマだ。
余程の魔力を放出したのだろう…体力も精神状態も底を突きかけていた。
あれから、全く目を覚まさないこの女を寝かすべく今、俺達は木の陰で火を炊いて話している。
…夜は魔物が彷徨きやすい。
今ここで襲われるのも堪ったもんじゃねえ。
「…もし、あの女がやったのだとしたら これから先狙われるのはコイツだ」
「そうですね。
それに、ユイさんに授けた杖ですが形も変わっていましたし…埋め込まれてる石も虹色でした」
そうだ。
それが一番の問題になる。

