「お前、俺の彼女のふりしろよ。ちなみにー………断ったらこの学園にいれるとおもうなよ」


後ろには壁。目の前には怖いかおで私を見下ろしているこの世のものとは思えないほどの超絶イケメン。真横には真っ直ぐに伸ばされたすらりとした腕。



つまり壁ドン状態の私。


普通だったら女子は1度は憧れる夢のシチュエーションなんだけど。





あぁもう、こうなったのも全部全部、目の前にいるこの天王寺翠のせいだー………