『あなた、妖怪が視えるわよね?』
は?いきなり何ですか?小学6年の美少女麻理子様とやらに呼ばれてついてった先は、四年一組の廊下前の突き当たり。そこで麻理子さんにその壁の前に立たされて…(ドンっ☆)押された。
『あなた、霊組の学級委員長として存分に働いてもらいますので。覚悟しといてくださいね?それでは。』
それじゃって…大きな尻もちをついた。あれ?突き当たりなんだから…すり抜けられんはずですが…?って、えええ!
『な、なにこれえっ!』
『いらっしゃあい☆うぇるかむだよぉ☆』
小さな花子さんらしきものが。
『…へぇ…これが新しい学級委員長かぁ…まぁよろしくね♬』
そして奥からは…イケメンな人が顔を出して笑ってた。
なんというか…大丈夫?(-。-;ってくらい。
『って、まってまって!私まだやるなんて言ってな…』
そしてイケメンな人が壁ドンしてきた。
『しー…だよ。君は橘麻理子に選ばれた時から学級委員長になる運命なの。俺はぬらりひょん。あっちにいるのがざしきわらしのゆうこ。お前は?』
『っ…不君魔鈴…』
そしてぬらりひょんが壁ドンをやめてニヤッとした。
『そうか…いい名前だね。よろしく。魔鈴。』
こうして、(拒否権無しの)私の妖育成クラス、霊組の学級委員長を勤めることになった。