「んーん、悪い、何も思い出してない」
「ただのフラッシュバック?」
「うん。」
「そっか。」


ほんとに申し訳なくなった。
「侑、新歓戻っていいよ、ごめんね、」

「いや、でも!」

「実里待ってると思うし、
大丈夫!お母さん来るから!」

そう言うと、侑は
優しく笑みを浮かべて
「わかったよ、また実里と3人でアイスでも食いに行こうな!」

と、私の頭に手をおいた。
「うん、ありがとう。」


侑はそのまま帰っていった。