京太先輩は、
案外簡単に見つけられた。

わたしはいつも、
部活終わりに
この公園で先輩がシュート練習をしてるのを
知ってた。
たまに、私も一緒に練習することがあった。

みんなには、内緒だったけど。


「京太先輩」

「いちは、ら?」

「はい。お久しぶりです。」

「なんで、?」

「先輩、


わたしは、あなたが好きです」


自分でも
何いきなり言ってるのかわからなかった。

「え、えっと、先輩、あの!」

言い訳をしようとしたら、
先輩に抱きしめられた