そんなことを言い、富永翔のことをからかっていた。
でもさっきからおかしいことが1つ…
「ねえ、どうしてこっち向かないのよ。」
そう。富永翔はずっと海を見つめているのだ。
『お前無自覚かよ…』
「何の話よ。」
『お前が俺の顔綺麗とか言うから、ちょっとだけ照れてんの!』
なんて、顔を真っ赤にして言うものだから私だってどうしていいか分からず、
「どういたしまして」
なんて意味の分からないことを言ってしまった。
『なんでどういたしましてなんだよ(笑)』
なんて富永翔には笑われたけれど、蓮とは違うドキドキが私の心を支配していた。
