僕は男の元へ向かい、胸ぐらを掴んだ




警察の前だとかどうでもいい




僕は今、この男を殺したくて仕方がない





「お前が...お前のせいで音々ちゃんが...!」





僕は男を殴った


男はずっとごめんなさい...ごめんなさい...

と言っている



僕の頭にその言葉が流れてくることはなかった



ただただ怒りだけが込み上げ、ただただ悲しみが僕を襲い、男を殴り続けた