叶わぬ願い




手術室のランプが消え、僕は立ち上がった




ドアがゆっくりと開き、1人の男が出てきた




「音々ちゃんは...音々ちゃんは無事ですよね!」



僕はその男に大声で聞く



大丈夫...きっと音々ちゃんは生きてる...



「一命は取り留めました」



男は言った



僕がホッとしていたのも束の間



「ですが...もう目覚めることはないでしょう」



男は意味の分からないことを僕に告げた