「沖田さん、どこに行ってしまったんでしょう?
探さないと……」
三人一緒に戻らなければ土方に怪しまれてしまう
「湊上、こっちだ、付いて来い」
そんな不安をよそに斎藤は歩き出した
「えっ、あ、はい」
慌ててその後ろ姿を追いかける
しばらく、歩くと賑やかな街の中に来ていた
ここは────初めて土方と沖田に会った通りだ
華蓮は思い出した
夜は提灯で照らされていただけなので、よくわからなかったが、今見ると、店は意外と綺麗で
そして、夜と変わらず賑やかだった
ふと、立ち止まった斎藤はある店ののれんをくぐった
続いて華蓮も店に入ると、先ほどまで一緒にいた人物が目に入る
「沖田さんっ!!
心配したんですよっ!!」
ここは、現代でいう喫茶店───甘味所という場所のようだった
