神風の如く







斎藤が言葉を選びながら詳しく説明してくれる





でも、裏の店って闇商売か何か────華蓮には悪い意味に聞こえた





どんなに怖い店だろうかと不安になる





「蓮さん、大丈夫ですよ、裏の店とは言っても主人は親切ですし、怖い店ではありません

一君、もうちょっと言葉を選ばないと……」




沖田のフォローで華蓮は安心した





それによく考えればあの近藤や土方が闇商売のような店に頼むようには思えなかった





「あぁ、すまない」












半刻ほど歩いて、少し先を歩く斎藤が立ち止まりのれんをくぐったので、華蓮も続いて入った





「はい、いらっしゃい───って
誰かと思えば斎藤くんに沖田くんじゃないか!!」




店の主人は笑顔が印象的なおじさん




壬生浪士組だと知って、恐れずに話すあたりを見ると、かなり前からの知り合いのようだ




「そっちの方は?」




「あぁ、新しく入った隊士だ」




斎藤が軽く答える





「湊上蓮です」





華蓮は軽くお辞儀をした





「おじさん、今日はこの子に合う刀を買いにきたんですけど……」




沖田は辺りを見回した




店には長くて大きいものが多く、華蓮に扱えるかどうか難しそうだった