神風の如く






それから、華蓮は斎藤に刀の持ち方から、構え、素振り、まで丁寧に教わった




そして午後は華蓮の刀を買いに行くことになった





「土方さん……刀ってお金がかかるんじゃないんですか
ただでさえ、着物のお金も出してもらっているのに……?」





部屋に戻った華蓮は土方に尋ねた





現代であったらなんとかなるかもしれないいが、華蓮はこの時代のお金など持ち合わせていない





「それはそうだが、それは心配しなくていい」





──いやいや、普通に心配しますよ





華蓮はそう言いそうになるのを抑えた





「で、でも…………」





「いいって言ってんだろ?
その分、働いてもらうからな」





華蓮は仕方なく、はい、と答えた










屯所の門まで行くと、斎藤と沖田の姿が見えた




本当ならば、斎藤と二人の予定だったが、沖田がどうしても行きたいと言い、三人で行くことになったのだ




「あの、刀ってどこに売ってるんですか?」




現代では、刀を売っている店なんてほとんど見ないからどういう場所か気になった




包丁とかを売っている店と同じようなものだろうか




「探そうと思えば、意外とどこにでもありますけど、今日行くのは特別なところです」




沖田は一緒に行けるのが嬉しいのか、ご機嫌の様子だった




「特別なところ?」





「簡単に言えば、俺たち壬生浪士組がよく世話になるところ、街の人たちから見れば裏の店、だな」