相手を見据えた目に、体全体から感じるものすごい殺気
目にも留まらぬ速さ
思い出しただけで、鳥肌がたった
「おい、斎藤
総司だけはやめとけよ
あいつは刀持つと別人になるんだぞ!?」
慌てて永倉が止めに入る
それに関しては華蓮も同感だった
「いくら総司でも、湊上相手ならば冷静になるだろう」
相変わらず涼しい表情の斎藤
「っつってもなぁー」
永倉は首の後ろに手を当てた
「僕がどうかしましたか?」
急に聞こえた声に三人とも後ろを振り返る
「おっ沖田さん!!」
永倉なんかは顔を青白くした
「総司か…………湊上はなかなか筋がよさそうだぞ」
───斎藤さん!!なんでそういう煽るようなことを言うのかなぁ───
「へぇー、そうですか、楽しみですね
基礎ができるまでの指導は一君に頼むことにします
蓮さんは左利きですし」
沖田さんの笑いが黒く見えたのは気のせいだと思いたい
「あぁ、任せておけ」
当の本人を置き去りにする会話に、華蓮は深くため息をついた
