神風の如く







華蓮はそのときのことを思い出し、少し考えた





「とっさにとった行動なので、上手く言えませんが………
もし、竹刀の先を向けていれば、斎藤さんはそれを読んで私の竹刀を弾き飛ばすような気がしたから……ですかね」





例え竹刀の柄でも、一撃とはいわずとも、多少の負担はかけられる





「それに私は剣術なんて初めてですし、こうする以外に浮かばなかっただけですよ」






そう、むしろ竹刀なら手で掴んで折ってしまう方が手っ取り早い





それが刀ではできないから、こうして剣術を習いたいわけだが…………







「ふっはっはっ!!!!」





華蓮の話を聞いていた永倉が吹き出し、斎藤はいつまでも驚きの表情を隠せないでいた





「あの……何か変なこと言いましたか?」





知識も大して持ち合わせていない





もしかしたらとんでもなく外れていることを言っているかもしれないと、華蓮は恥ずかしくなった






「斎藤が読まれてたなんてな!!
お前、相当大物だぜ、蓮!!」





「え、それはどういう意味ですか?」






嬉しそうに華蓮の頭を撫でる永倉の言葉の意味が掴めない