「え?、あぁ
俺は人ごみが苦手だしな」





───絶対嘘だ





華蓮は直感的にそう思った





きっと、やらなければならない仕事か山のようにあるのだろう





「未来にも祭りはあるのか?」





今度は土方が聞いてきた





「はい、ありますよ
ですが、私は行ったことがないので残念ながらどういうものかは説明できません」




華蓮は苦笑いをした





「行きたかったのですが、私の家柄上、両親に止められまして………




って、すみません!!!こんな話………



お仕事の邪魔ですよね、もう寝ます」





華蓮は慌てて布団に潜った





土方相手になんて話をしているのだろう





こんなこと言っても困らせるだけなのに……





「あ、あぁ………」





土方は少し頷くと、机に視線を戻した





そして、そのまま、華蓮はぐっすりと眠った