腕を首にまかれ、体に剣を当てられるような体制になる
「………っ」
「蓮さん!!!」
沖田は華蓮に気を取られ、二人相手に劣勢という状況になっていた
「なるほど、お前は沖田総司にとってよっぽど大事な者のようだ
お前、女だろう」
「なっ…………」
男は華蓮が女だということに気づいていた
華蓮は見た目からするに華奢だが、首に手を回したりすればわかってしまうのだろう
「図星、か」
「は、離せ!!!」
華蓮は必死に抵抗する
だが、相手は大男、簡単には逃れられない
「こんなところにノコノコとやってくるとは…………
壬生浪士組もお守りが大変だな」
そう言ってクスリ、と笑った
────この男の言うとおり、こんなふうに捕まって、沖田さんやみんなの足を引っ張ってしまったら、お荷物に過ぎない
華蓮は唇を噛んだ
目の前には追い詰められそうな沖田がいた
相手の二人は相当なやり手だった
