土方に顔を見られるのが恥ずかしくて思わず顔を背けてしまう
「………っ……………っ」
心でどんなに止まってと願っても、涙は収まってくれなかった
──ギュッ
え─────?
「すまなかった、全て俺のせいだ
お前を疑ったわけでも、認めていなかったわけでもない
ただ、未来を知っているお前を倒幕派に渡さないため……何かあったときのために山崎をつけていただけだ
こんなふうに悩ませていたのなら話しておけばよかった……」
華蓮は土方に抱きしめられていた
「それから、昨日の夕餉のおかずは俺たちのために作ってくれたんだろ?
山崎から聞いてな」
土方の腕の中で頷く
「その……ありがとな、うまかったよ」
土方の……意外にも優しい言葉に華蓮はまた涙が溢れた
「お前のことはとうに認めている
ここは、壬生浪士組は─────
正真正銘、今のお前の居場所だ──」
見上げた顔が、今まで見たことないくらい優しかった
「苦しい思いをさせてすまなかった
総司に言われて、やっと気づけた
それだけお前が、完璧すぎるほど仕事をこなしてたんだな」
土方は自分の首に手を当てた
「沖田さんが………?」
「あぁ、総司も他の奴らも、みんなお前のこと心配している」
