神風の如く






だが、部屋を出て行こうとする華蓮の腕を土方が掴んでいて華蓮は行くことができない





「離してください…………
私はやらなければならないのです」






「なぜだ?」






「はい……?」






土方が普段とは正反対に自信がなさそうに口を開く






「なぜ、そこまで意地になる?」






その言葉に華蓮は息を飲んだ





昔も似たようなことがあった────









───どうしてそこまでするの?───






お嬢様だった華蓮は、身の回りのことはメイドや執事たちがやってくれる、というのは当たり前だった





しかし、華蓮はそれを断り、できる限り自分でやったり手伝ったりしていた





そのときはただ、両親に、身の回りのことから勉強なさい、と言われて思いついたのがそれだったからだった






────では、今は?






今の華蓮はどうしてここまで意地になっているのか?