華蓮がここにいることになってから、ずっと誰かに監視されていた
恐らく、相手は華蓮が気づいているとは思っていないだろう
こんなことをするのは、多分──土方だ
最初のうちは仕方がないと思った
怪しむことも仕事のうちなのだろう
だからといって、ずっとこのままは華蓮だっていい気はしない
未来に帰るまでは、ここで壬生浪士組の隊士として過ごさなくてはならない
土方に認められるように、精一杯仕事をした
しかし、それが一週間たってもそのままであった
そんなに自分は信用できないのか────
華蓮は一日、一日と経つたび不安であった
「蓮!!!できたのか、すまねぇな
結局一人でやらせちまって」
巡察の格好から着替えた原田が勝手場に入ってきた
「大丈夫です、これを持って行ってもらえますか?」
できた食事を原田に渡す
──グニャリ
え────────?
毎日、体を酷使して仕事をしていれば限界がきてもおかしくはない
「おお、今日はおかずが一品多いな!
どうしたんだっ………って
おい、蓮!!!!」
──ドサ
華蓮はその場に崩れ落ちた
