神風の如く






───よし、こんなものかな





土方の部屋をあとにし、沖田に連れられて着替えていた





いくらなんでも、制服ままでいればすぐにバレてしまう





すぐに沖田が袴を出してくれてそれに着替え、おろしたままだった背中まである長い髪も一つに結った





「沖田さん、できました」





外にいる沖田に声をかけると、スッと音がして襖が開く





「よかった、大きさは大丈夫そうですね
これしかなくてすみません
明日には一緒に買いに行けますから」





「いえ、ありがとうございます」





現代の洋服に比べると少し動きにくいが、それでも着物に比べたらかなりマシだろう




「華蓮さん、じゃなくて蓮さん…
名前まで変えてしまって………
大丈夫なのですか?」





ここでは、男のフリをしなくてはいけない





だから華蓮の提案でこれからは





湊上 蓮(そうじょうれん)と名前も偽ることにしたのだ






「大丈夫です、この方がいいですから」 





沖田はきっと乙女心とやらを心配しているのだろう





心の優しい人物だということがこれまでのやり取りでよくわかっていた