神風の如く





「前から頭のキレる人だなぁとは思ってましたけど、ここまですごいとは……蓮さん別人みたいですよ」



沖田もみんなも笑っている



「勘弁して下さい、私は私ですよ……
それに、こんな力を手にしたのに気味悪がらず、話を聞いてくれたみなさんには感謝してます」



新撰組は後に幕臣になるのだ



実際のところこの話は幕府がなくなる前提で話しているため、華蓮には少々不安があった



「いえ、あなたの考えは私たち新撰組と民衆を想ってのことでしょう
感謝をするのは私たちの方ですよ」



「山南さん………」



やっぱり、この人は仏だ、と華蓮は思う



「それに女の子一人にこんな決断させて男が黙っていられるかっての!」



「だな、平助の言うとおり、俺達も心を新たにすべきみてぇだ」



藤堂も原田も、他のみんなも華蓮の話に納得してくれたようだった



「ん、っつーわけだ、これから忙しくなるから覚悟しとけ!

それから……蓮はこのあと部屋に来い」



「へっ!?」



──土方さん、怒ってる?




うへぇと仲良し三人が土方の指示に文句を言うと次は華蓮が素っ頓狂な声をあげる



「まあ、こんなことを一人で考えてたなんて、土方さんにも言いたいことの一つや二つはあるでしょうねぇ
蓮さん、頑張ってください」



会議は終わりだと沖田を始め、ぞろぞろと出て行く



華蓮も土方と共に部屋に帰った