神風の如く





華蓮はもらった青い塊を一気に口に運んだ





──ドクン




体が疼く





──っ、熱い




全身が燃えるように熱くなった












──お前が私の力を分けた子か?



頭の中に声が響いた



──はい、湊華蓮です…



少し苦しいが、やっとの思いで答える



──そなたは何を望む?



優しく、体にじんわりと広がる低くて優しい声



──私はこの世界の歴史を変えたいんです


武力行使なんかで解決しなくても、きっと道はある


そのためにみんなを守り、自分の意見を主張できる力が欲しいのです──



力強く告げると、軽く笑い声が聞こえる



──人間のくせに、なんとも面白い考えを持っているな

だが、そなたの考えは甘い

誰一人失わずに得られると思うたら大間違いだ──



──確かにあなたのおっしゃることは正論だと思います

それでもやってみなければわからないじゃないですか


我が儘だと思われても構いません

ですが、私はあきらめません


この道に進んで後悔することなんてありえないんです──



華蓮には確信があった



たとえ、史実通りになってしまったとしてもそれを受け入れることができる


なぜなら、今、自分のできることを精一杯やっているから





──最後まで走り抜けます


そして、平和な時代に新撰組と一緒に生き残ってみせます──




もう、一年前のあのころとは違う



強くなった華蓮がいた