──そんなの、嫌だ
華蓮はこぼれそうになる涙を引っ込めた
悲しい結末になんてさせない
──私が、変えてみせる
華蓮はあの時の言葉を思い出した
──あなたにはある力があります──
──もし、あなたに覚悟ができたならすぐに私を呼んで下さい──
覚悟はもうできた
──私は『運命』を‘ただの運命’で終わらせない
「小雪さんっ!!」
そう呼ぶと、周りは時が止まったかのようになった
「えっ………?」
「華蓮さん、決めたのですね」
目の前に現れたのはいつもとは違う姿の小雪だった
「そ、の姿は………メルラータ?」
「はい、これが私の本当の姿です」
いつも神々しいが、今日はいつもよりも来ているものが豪華で、頭には金の飾りがあった
「いいのですか、本当に……」
メルラータは伏し目がちに尋ねる
「はい、私はこの時代に生きたい、そして彼らと一緒に後悔しない道を歩みたいんです」
大好きな土方と、大好きな仲間たちと一緒に
たとえ時代に抗うことになろうとも、乗り越えてみせる
未来で伝えられるような終わり方になんてしない
──新しい未来をこの手で作るんだ
