神風の如く






──グサッ



「………っ」



「蓮っ!!、クッソ………!!」



背後から斬られそうだった藤堂をとっさに庇い、華蓮は右肩を斬られた



「おい、蓮!!」



藤堂は残りの藩士を斬り捨てて、肩をおさえる華蓮の元に急いだ



「私は、大丈夫………
沖田さんは……?」



「っごめん、総司ならあっちの部屋に」



──バタン!



藤堂が指を指した部屋から誰かが倒れるような音が聞こえた




「っ、沖田さんっ!!」



部屋の襖を開けると倒れた沖田と、沖田に剣を向ける藩士がいた



「総司っ!」




──グサッ



藤堂がすかさず斬る



「沖田さんっ、沖田さんっ
返事を、して下さい」



沖田の呼吸は荒く、苦しそうだった



「蓮、ここにいて総司を頼むっ
二階にもまだいるかもしれねぇ!」



「うん、気をつけて………」



藤堂は勢いよく飛び出して行く




「沖田さん、大丈夫ですか!?」



「………れ、ん………………さん?」




──よかった、息はある



血も吐いていないようだった



もしかしたら、熱中症の方かもしれない



華蓮が沖田を支えながら、立とうとしたときだった




──ドカッ、ドシャァァン



「っ平助君!?」



藤堂が藩士三人に吹っ飛ばされて、部屋に転がり込んできた