華蓮が姿勢を正すと、土方は刀を収め、元いた場所に戻った
「あの、はじめに……
今はいったい何年でしょうか?」
「………文久3年だが?」
近藤が不思議そうに華蓮を見つめる
──文久3年、ということは…もう紛れもなくこれはタイムスリップだ………
認めざるをえない
今、華蓮は元の時代から約150年過去の時代にいるのだ
「今からお話することは信じられないかもしれませんが、全て本当のことです
私は、この時代の人間ではありません」
その言葉に三人共目を見張るのがわかる
「私は約150年後の未来───2014年から来たのです」
………………………
………………
………
「はあぁぁぁ!?!?」
まあ、想定内の反応だった
何しろ華蓮にとっても未だに信じがたい話だ
「そ、それは本当かね?」
近藤さんはあのどっしりした態度からうって変わってあわあわとしだした
「はい、私の着ている服──制服は未来のものです
それからこれも────」
ポケットから取り出したのは携帯電話
ボタンを押すと画面が光り、それを三人に見せる
「これで遠く離れた人と連絡を取ったり、写真をとったりできるのです」
「けいたい、でんわ……ですか
こんな小さな箱のようなものでそんなことが………未来はすごいですね」
興味津々の沖田は物珍しそうにケータイを眺めた
