神風の如く





ぞくぞくと部屋に幹部が集まる



華蓮も幹部たちと同じくらいの腕前であり、頭もキレるため、会議に呼ばれた



全員そろったところで、疲れた表情をした土方が入ってきた




「歳、ご苦労だったな
それで、奴はなんと?」



近藤は土方の姿に眉をひそめ、単刀直入に聞く





「奴は古高俊太郎と言うらしい

風の強い日を選び、御所に火をつけ、その混乱に乗じて中川宮朝彦親王を幽閉、一橋慶喜公、松平容保公を暗殺、さらに天子様を長州へ連れ去る計画だとよ」



その計画に全員が驚愕した





「そっそれは一大事ではないか!!」



一番早く声をあげたのは近藤



近藤は京の町を守ることを誇りに思っており、松平容保がいる会津藩や幕府をとても大切な存在としている



暗殺や、誘拐、京を火の海になんてもってのほかだ



「なんとかして阻止しねぇと!」



拳を叩きつける原田



「このままじゃ、町の人たちが!」



藤堂は少し取り乱していた







「ちょっと落ち着け」



ザワザワとし始めた幹部たちを静かにさせたのはもちろん土方だった



「恐らく、古高が捕まったことで奴らは今日中にどこかへ集まって何らかの対策を立てるだろう

その場所は…………山崎」



「はっ、恐らく池田屋か四国屋かと」



山崎がどこからともなく現れて目的の場所を告げた




──やっぱり…池田屋か四国屋




「だ、そうだ
どう思う、山南さん」



土方は同じく冷静な様子の山南に話を振った