神風の如く






誤解されて、一方的に殺されるなんて、絶対に嫌だ





──早く未来に帰らないと、やることがたくさんあるのに…………





「私は間者じゃありません
長州の者でもありません」





華蓮は真っ直ぐに土方を見据えた





「ほう……そう言うならどこから来たんだ?」





土方の目がキラリと光った





…………っ





どう言えば正解なのだろうか









「やっぱり言えねえじゃねぇか
それがお前が間者だって証拠だろ」





そう突き放す声はとても冷たかった





華蓮はなぜかその声を聞き、何も言えなくなってしまう






──カチャリ





嫌な音に視線を戻すと、刀に手をかけた土方がいた





──ダン





次の瞬間には華蓮の目の前にいて、刀は華蓮の首もとにあった





思わず、ゴクリと息を飲む








「おい、歳!!」





焦り出す近藤と、この状況でも顔色一つ変えない沖田





「悪いが、ちょっと黙っててくれ」





そんな二人を置いて、土方はさらに華蓮に詰め寄った