「それで、そのために私が………?」
「そうじゃ
新撰組はわしが思うに、今一番腕のいい剣士が集まっとる集団……
おまんは未来を知っとる
だから新撰組がいつなくなるかわかっとるんじゃろ?」
さらっと言うが、坂本の言ってることは間違っていない
幕府はなくなり、明治政府が成り立つのだ
「……………はい」
「おまんは新撰組のみなを死なせたくないんじゃないがか?」
「それは………そうですけど」
ただ、それをやり遂げるには代償がいる
その代償は華蓮だけが背負えればいいのだが、もしかすると未来に影響が出るかもしれない
「なら、おまんがやることは一つじゃき
わしは無駄な血は流したくない
おまんは平和な時代と新撰組の両方を望んどる
これ以上の手はないぜよ」
坂本は両腰に手を当てて胸を張った
「ちょ、ちょっと待って下さい
さっきお話ししたように、未来を変えるには代償がいるんですよ!」
坂本は勝手に進めているが、未来から来た華蓮からすれば、はい、そうですか、と頷ける話ではない
「それは……本当に絶対がか?」
この目………………
坂本の鋭い目はどこまで見ているのだろうか
「え………?」
「おまんが会った……時間を操る…神様?じゃったか…」
「はい、小雪さんですね」
「おまんの存在どうこうはわかるじゃき………
だが、未来が変わったら生まれるはずだった奴が生まれない、というのは違うと思うぜよ」
この人は……何を言っているのか
華蓮もポカンと見つめる
