神風の如く





──スパンッ




「あ~、やっぱりバレちゃいましたか」




現れたのは古株のメンバー




「おっ、沖田さん!!」



「蓮さん、ご無事で何よりです」



沖田はいつも通り爽やかに笑う




「てめぇらわかってて邪魔しに来ただろ」



それに比べて土方は少しご機嫌斜め




「まあ、歳、そう怒るな

蓮君、帰って来てくれてよかった
みんな心配していたんだぞ」



「こ、近藤さんまで……ったく」



土方はばつが悪くなり、前髪をわしゃわしゃと手で揺らした



「すみません、ご心配をおかけして…」




──やっぱり、この場所が好き










「ただいま、帰りました」





『おかえり!!』






華蓮はかつてと同じように、心から笑った















「それにしても……坂本龍馬かぁ」



一息ついて、朝餉の時間



古株が揃い、前と変わらない日常が戻った




「なんだ平助?」



隣にいた原田が藤堂の独り言に突っ込む




「いや、よく帰してくれたなって思ってさ

だって、よく考えれば敵だろ?」




「まあ、蓮が女だってわかったわけだし、そこまで固執する必要がなかったんじゃねぇか?」



「いや、待てよ佐之
あの坂本龍馬だぞ!?
利用できるもんならしそうだけどな」



永倉もいつもに増して真面目な様子




──坂本さんってそんなに策士なのか…

そうは見えなかったけど………





坂本龍馬は幕府を倒し、日本を変えるきっかけを作った人だ



新撰組にそういうふうに言われてもおかしくはない




「私もそこのところは不思議に思いましたよ」



不敵に笑うのは総長になった山南