「す、すみません………」
「俺はお前の恋仲失格かもな」
「………そんなこと」
土方が失格なら、華蓮も失格なのに
「俺たちで作り上げたこの居場所を、新撰組を守りたくて、忙しくしてたんだがな
お前が不安定だったのはわかってた
それでも居場所を作ってやるのが先かと思った」
──そっか……だから
「…ありがとうございます
私、知りませんでした、土方さんがそんなことを考えてお仕事なさってたなんて」
最近のことを振り返る
──私はたぶん…
「あの、一つ我が儘言ってもいいですか?」
「あぁ、なんだ?」
「……寂しかった、です」
思いきって言うと、土方は一瞬驚いて華蓮を見下ろす
「朝起きると、もう既にいなくて、夜は遅くまで………
で、でもっ、お仕事の邪魔にはなりたくなくて……その………」
いつの間にかギュッと土方の着物を掴んでいた
──ポンポン
詰まった時に土方の手が華蓮の頭の上に置かれた
「すまねぇな、寂しくさせて
これからは遠慮なく言え
それくらい我が儘のうちに入らねぇよ」
「はっ、はい」
耳元で囁かれ、心地いい声に嬉しくなる
しばらく抱き合っていると土方が襖の方に意識を向けた
「おい、お前らいつまでそこで聞き耳立ててやがる!!」
いきなり口調が変わったため、華蓮は困惑した
「えっ!?」
