顔も体も大きく、顔には立派な髭があり
釣り上げた目は獲物を狙っている獅子のように鋭かった
「ふん…………隊士、か
お主は女だろう」
────なっ
一発で見抜かれてしまった
「な、何を言うんですか
私は男です!!」
華蓮は胸を張り、ありったけの目力で睨んでみた
男らしく見えただろうか───
「なぜ、このようなところにいるかは知らんが、首を突っ込み過ぎる前に出て行け」
何を言い出すかと思えば、斬る、ではなくて、出て行け?
華蓮は耳を疑った
これなら逃げ切れるかもしれない
「お断りします
近藤さんと土方さんに救って頂いたこの身
壬生浪士組のために尽くすつもりです」
目の前の迫力に負けないようにしっかりと目を見て言った
「この、小娘めが…………
人が黙っておれば調子に乗りおって!!」
男の顔が険しくなってゆく
──シュッ
その手に鉄扇が握られていた
───まずい、殴られる!!!!
