土方は倒れている三人に目を向けた
「そうか……生かしておいてくれて助かった
どこの奴らか聞かないといけねぇからな」
この黒い服の男たちは土方のことを知っていた
自分たちの意志で襲ってきたのならまだしも、誰かに依頼されたなどとなると、厄介だ
三人に近寄ろうとしたとき
──ザザッ
「土方さんっ!!!」
隠れていたのか、もう一人同じような格好をした男が土方に襲いかかっていた
──ドンッ
とっさに土方を押し
──ザシュッ
考えもしないまま、刀を力任せに振り下ろした
「っ…………ぐはっ」
男はそのまま倒れ込む
華蓮の刀からは血が滴り落ちていた
「ちっ………もう一人いたのか
すまん、助かった……蓮?」
