黒色女子を個人授業

周りには誰もいない。

血の気が引いた。


私が気付かないふりをして素通りしようとすると

「さっきは邪魔されちゃったけどさぁー」

とヨロヨロと酔っ払いの足つきでこちらに近づいてきた。


待ち伏せされてた……?


怯える私の肩に再び手を回して

「これから二人で飲みに行かない? だいじょうぶ、奢るから。いい店知ってるんだ」

薄ら笑いを浮かべながら、顔を近づけてくる。


この人、目がやばい……


腕を振り払おうとすると、「ねぇ」と言って逆に手首を掴まれた。

強い力で骨が軋む。


やだ! 怖い!