黒色女子を個人授業

飲み会が無事にお開きとなり、皆が帰り支度を始めたころ、私は店のトイレでホッと胸を撫で下ろしていた。

あのとき助けて貰えなかったらどうなっていたことか。

胸の一つくらい揉まれていたかもしれない。

自分で考えておいて気持ち悪いっ! と身震いがした。

あのエロオヤジ。権力振りかざして女性に卑猥なことするなんて人として最低だ。

極力関わらないようにしよう。


そう誓って心を落ち着けたところでトイレを出た。

トイレのあるひと気のない奥まった廊下。

ふと誰かが立っていることに気づいて、足を止めた。

そこには――

あのエロオヤジ……もとい、矢追さんがニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべながら立っていた。