「お疲れ様ですー」
ふと後ろから景気の良い声が響いた。
矢追さんの左手が私の肩から離れ、私と矢追さんの間に開いたわずかな隙間からすかさずビール瓶が顔を出す。
「いやー、矢追さんには常日頃お世話になりまして。
そうだ、うちの企画・運営チームのメンバー紹介しますよー」
ビールを注ぐそぶりをしながら間に割り込んできたのは
――大城さん――
相変わらずの余裕の笑みで、何事もなかったかのように挨拶を続ける。
「天野はもう何度かお会いしてますよね。
えーこちらが今井です。ほら今井さん! こっちこっち」
今井さんをぐいっと引き寄せて、私をテーブルの座席からはみ出させた。
今井さんの背中の影に隠しながら、大城さんは手で私を追い払う。
……逃げろってことだよね?
私は指示に従い、こっそりと席を離れた。
……助かった。
私がホッと胸を撫で下ろしていると、こっちこっちと柏木さんが手招くので、彼女の横の席へ着いた。
ふと後ろから景気の良い声が響いた。
矢追さんの左手が私の肩から離れ、私と矢追さんの間に開いたわずかな隙間からすかさずビール瓶が顔を出す。
「いやー、矢追さんには常日頃お世話になりまして。
そうだ、うちの企画・運営チームのメンバー紹介しますよー」
ビールを注ぐそぶりをしながら間に割り込んできたのは
――大城さん――
相変わらずの余裕の笑みで、何事もなかったかのように挨拶を続ける。
「天野はもう何度かお会いしてますよね。
えーこちらが今井です。ほら今井さん! こっちこっち」
今井さんをぐいっと引き寄せて、私をテーブルの座席からはみ出させた。
今井さんの背中の影に隠しながら、大城さんは手で私を追い払う。
……逃げろってことだよね?
私は指示に従い、こっそりと席を離れた。
……助かった。
私がホッと胸を撫で下ろしていると、こっちこっちと柏木さんが手招くので、彼女の横の席へ着いた。



