黒色女子を個人授業

思わず左隣の今井さんに助けを求めるも、反対側の席の人と話していて気付かない。

引き続き何やら耳元でボソボソ言ってくるが、そんなことはどうでもいい、問題はこのオヤジの右手が私の膝から上に伸びてきたことだ。

ぶん殴りたいところではあるが、一応クライアントのお偉いさんであるため無下にもできず、必死に手をどけながら愛想笑いで誤魔化すも、しつこく何度も絡みついてくる。

こういう時に限って救いを求められる人が周りに居ないのは、たまたまなのか、むしろ周りが見て見ぬフリをして避けているのか。

私はこの酔っ払いの生贄か!?


どうしよう、叫ぼうか?

でも一応仕事だし、下手なことできないし……


悩んでいる間に矢追さんの左手が私の左肩に周り、右手が太ももに触れ、完全ホールド状態になった。

どうしてこんな時に限ってスカートなんて履いてきちゃったんだろう、気持ち悪い。

やだもう誰か助けて!